Mono Ludens

モノ・ルーデンス

★パリ・ブレスト・パリへの道

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ツールことツール・ド・フランスのまっただ中で、ジロことジロ・デ・イタリアに次いで我が家はまた睡眠不足の日々が続いているわけです。(初出:2015/07/15)

公式ガイドブックの付録のフランス語マップなんか壁に貼っちゃったりして眺めちゃったりして、今日のコース断面図(プロフィールマップ)などと比べたりしてムフフ、とかやっちゃっているわけですよ。

F-1なんかと違うのは、特に贔屓のチームとか選手とかは今のところなくて、公平というより全体を俯瞰的に楽しんでいるという感じでしょうか。
まあ、自分の持っている、あるいはあこがれているバイクメーカーがサポートしているチームを応援するというのが定石なのでしょうけど、バイクメーカーにさほど思い入れがない私です。

そんなわけでツール・ド・フランスも中判にさしかかってきましたが、ここで、タイトル。
「ツールもいいけど、パリ・ブレスト・パリ(以下、PBP)もね」
でございます。
ツールは知っていても、PBPを知っている人は少ないのではないかと思いますが、4年に1度開催される、フランスじゃ大騒ぎになるサイクルイベントです。
日本では全くと言っていいほどマスコミが取り上げませんので、あんなに大盛り上がりなのに知る人ぞ知る、レベルにある感じですね。

でも、ひょっとしたら今年のPBPはマスコミ露出が多少あるんじゃないかと想像しております。
理由は2つ。

1)「弱虫ペダル」とかいうキモチワルイ妖怪や人外と戦う高校生の自転車乗りを描いたマンガ(とアニメ)が大人気だそうで、空前のロードレーサー人気で、自転車趣味の人が増えた
2)そのものずばり、PBPを最終目標とした美少女? 女子大生達を主人公とするマンガ「ろんぐらいだぁす!」が人気で、来年アニメ化が決定した

あ、どっちもマンガとアニメですな。
サブカルパワーすげえ!(・ω・)

というわけで、私はこのPBPに参加するぞ! という目標を掲げたわけですよ、この間!
具体的に言うと先週末辺り。
掲げたというのは心に秘めたっていう意味じゃないですよ。
1)言葉に出して、
2)第三者に
3)宣言した
わけですよ、これが。
まあ、空いてはカミさんなので「ふーん」でスルーでしたから冗談ですまされるレベルで、正直言ってホッとしている私もいるわけですが。
今年のPBPは来月のお盆辺りスタートです。
もちろんソレには参加しません。というか、できません。私はまだ資格がないので。
つまり、4年後のPBPに参加すべく、まずはその参加資格をゲットするぜ、というのが今回のお話です。

事の起こりは2ヶ月ほど前。
福井にいる親友Aが
「体力作りの為にバイク(自転車)買ったぜ」
とビアンキのバイクの写真を送ってきたことがきっかけでした。
BIANCHI!
現存する世界最古の自転車ブランド。
高校時代はあこがれましたね、あの色。
チェレステのロードレーサーに乗る大人の人がかっこよく見えましたっけ。
ええ、普通の高校生は高くて乗れませんからね。乗っているのはだいたいお金もってそうな大人の人でした。
私はその頃、ブリッドゲストワンというメーカーのスポルティフに乗っていて、「ビアンキカッコいいなー」なんて思っていたのです。
で、親友Aが高校時代にあこがれていたビアンキを買ったというではありませんか。
「おお!」
と思って画像を見ると……。
「ガンメタかよ!」
チェレステはどこへ行った!

ってまあ、最近はビアンキもチェレステカラーがいっさい入っていないバイクも普通に生産しているようですね。
ですが私のこの胸のときめきを返せ、と言いたいところでございました。
よく見ると親友Aが買ったのはロードレーサーではなく、フラットバーのいわゆる「クロスバイク」で、タイヤも太く町乗りを軽快に、みたいな性格のものでした。
「おー、一緒に走りたいねえ」
なんてメールすると
「そっすねえ」
なんて感じで、BROMPTON二台をXC60に積み込んで、福井まで遊びに行き、親友Aのガキんちょ……ではなくお子様と供に近くをポタリングして楽しい一時を過ごしたわけです。
で。
現地でちょっと乗せてもらったそのクロスバイクが思っていた以上に軽快でして、今まで完全に眠っていた「スポーツバイクに乗りたい病」が再発して参りました。

実は私は、MTBを所有しております。
ちゃんと室内保管です。居間の一角にひっそりと佇んで、というか佇み続けているのですが。
全く乗っていないので空気が抜けたまま放置していてタイヤやチューブはもうダメでしょう。
さらに言えば16年ほど乗ってないので(要するに18年前のバイクです)、タイヤ買えただけじゃムリっぽい雰囲気がプンプンします。

しかし……。
邪魔だから捨てようと思いつつ、18年前の価格は私には相当恐ろしい値段がしたMTBで、カミさんに頼み込んで買ってもらったモノなので、おいそれと捨てるわけにはいかず、さりとて今さら乗らないね、という感じでずっとオブジェになっていたわけです。

あ、行っておきますが、18年前、そのMTBをMTBとして野山で走ろう、なんて思って買ったわけではありませんよ?
事情があって、家から2kmほど離れた所に借りていたシャッター付きの車庫に格納? しているLOTUS ELISEに乗る時の「足」として買ったんです。
MTBにしたのは、シャトル用自転車を買いに行ったショップにソイツがドンと飾ってあって一目惚れしてしまったから、です。
いやあ高い「足」ですな。私、アホ過ぎですね。

そんなこんなで親友Aともうちょっとスポーツ的なサイクリングがしたいなあ、だとした今乗っているBROMPTONではちょっとしんどいし、この際MTBが修理できるなら、復活させてやりたいな、と思った次第です。

そこで色々考えた末、ECJきってバイカー、カンパニョロさんに泣きつきました。
「私はどうしたらいいでしょうか?」
丸投げです。(・∀・)

お忙しいにもかかわらず、私のシロート丸出し、中身丸投げのお願いに快く? 丁寧で親切なお返事を戴きました。
カンパニョロさん、その節は本当にありがとうございました。本当に助かりましたし、ある意味まだ乗れそうだという安心感と自信も持てました。
で、取りあえずカンパニョロさんのメールをプリントアウトしてアンチョコとして携え、近くにあるMTBのメーカーの専門ショップへ。

「ちょっと古いMTBなんですけど、修理の相談に乗って欲しいんですけど」
「いいですよー、ちょっと見せてもらえますか」

という事でXC60のトランクを空けて我が愛車、Y3をみせたところ、専門店のお兄ちゃんは絶句。
「……」
そりゃそうでしょうね。お兄ちゃんの年齢を考えると物心ついたときにはもはや存在すらしていなかったバイクですし。
でもね、これ、MTBの構造としてエポックなバイクなんですよ?
「古いですねえ」
数秒後に我に返ったお兄ちゃんはそういうとトランクから降ろすのを手伝ってくれて、さっそくチェックに入ってくれました。

で、結果として必要最小限のパーツ交換で
お兄ちゃん曰く「一応、街中を安全に乗れるというレベル」に回復してくれました。

これが仕上がってきた素の状態の愛車、TREK Y3の勇士です。

この後、18年前からついていたサイクルコンピュータやセンサ類、ヘッドランプのクランプ、テールランプ、錠前のホルダーなどを外し、次に自分で別途用意していたBROOKSのサドル、

SHIMANOのSPDとフラットとのハイブリッド……いやリバーシブル・ペダル、

そして車並に明るいヘッドランプと最新のサイクルコンピュータなどを取り付け

さっそく試走しました。

「パリ・ブレスト・パリへの道」その2 へつづく。