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★ULYSSES CICLISSIMO

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(おそらく)世界で一番長い CICLISSIMO レビュー(初出:2014/02/04)

長く待たされ、ようやく届いたCICLISSIMO。
嬉しさのあまり、それまで使っていたメッセンジャータイプのバッグを即CICLISSIMOに変更し、その後毎日の通勤に使っています(現在進行形)。
もとより感想は書こうと思っていましたが、私の場合、バッグ類については数時間使ったくらいではわからない事が多いのですぐに感想を書くのはやめて、数ヶ月使用したこのタイミングになりました。
一応評価としては自分の中で結論が出ましたので、一応のけじめとして、またCICLISSIMO 2への期待を込めて感想をアップしておきます。


結論を先に書きますと、久々に「ハズレ」を引いた気がしています。
私は今まで何十個もカメラバッグを購入しています。もちろん目的に合致するだろうと考えて購入しているのでそこに期待値と大きな乖離はないわけです。
ただし、ことCICLISSIMOについては内容が詳らかにならないうちに制作者さんの熱い思い、特に「日本製にこだわりたい」という思いに対し「意気に感ず」的な賛同で予約を入れた形になっていて、つまりは純粋にバッグそのものを評価をした上で選んだものではないのです。ですから「スカ」を引くかもしれないという可能性はあったと言えます(言い換えると「失敗しても泣かない」という覚悟はあった)。
以下、各論的にその理由を述べます。

ファンの多いユリシーズですし、発売直後である今は当然ながらweb上では絶賛に近いレポートが多いと思いますので私の様な感想は少数派でしょう。でも、こういう意見の人間いるということで、これから購入を考えている方の参考になればと思います。

とは言え、まずは長所から。
・しっかりした素材と丁寧な縫製
実物を一目で見て、頑丈で長く使えそうな感じがしました。本体が布なので、水濡れさえ気をつけていれば実際に長く付き合えると思います。
安い中国製バッグなどだと素材はしっかりしていても縫製がひどくて力がかかる部分がすぐにほつれてきたりするものが多い中で、CICLISSIMOはそういう不安感がありません。1年後、2年後にどうなっているのかはわかりませんが、私の知人でこの手のプロダクトに詳しいプロに見せてもこの部分は◎の評価でした。

・パーツのクオリティが高い
こちらは主にバックルやベルクロテープなどの素材の話です。
一つ一つは特に良いものを使っていると思えます。
バックルを勘合させる時のフィーリングですぐに良いパーツだというのがわかります。防水ファスナーの動きも(防水ファスナーとしては、ですが)実にスムーズでストレスを感じません。
ベルクロもメス側がすぐにケバだってダメになるような安物ではなく、こちらも耐久性には不安を感じません。

・程良いサイズ
これは個人の好みに依るでしょうが、背中に背負うメッセンジャーバッグとして、幅はほぼギリ。これ以上長くなると(もちろん体型に依りますが)体からはみ出る可能性が高くなり、人混みの中などのスレ違いで迷惑をかける事があるかもしれません。逆に高さはもう少しあった方が使い勝手が良かったと感じています。もちろんそれは好みで、このバランスは設計者さんのベストだったのでしょう。ただ私には少し低いと思えただけです。

・頑丈なつくり
体に巻くストラップと本体との接合部分に補助のテープがつけられていて、力の分散がはかれるようになっていますし、それによるフィッティングもなかなかです。
ただし残念ながら緩みやすい作りになっていて、毎日張りをチェックして、緩んでいたら引っ張ってテンションを賭けるようにしています。
ボディと接する本体のパッドも程良く効いています。

・スムーズなフィッティング
ストラップを締めたり緩めたりが実にスムーズです。今まで使ってきたメッセンジャーバッグの中ではベスト、それもダントツです。既に書いたようにプラパーツの出来がよいだけでなく、ナイロンストラップの素材自体やサイズ、つまり幅を広くとってある事も功を奏しているのだと思います。
私がCICLISSIMOで一番気に入っている点がこのストラップを締めたり緩めたりするフィーリングです。

さて、次に私の使い方ではダメだと思った点です。
「長所」に対し、敢えて「短所」と書かないのには理由があります。私にとっては短所であってもCICLISSIMOの絶対評価にはならないと考えるからです。つまり、私はCICLISSIMOを「ハズレ」だと結論しましたが、それは私にとって「ハズレ」であるだけで、それはあくまでも一人のユーザーの使い方にいろいろな点で合わなかったというだけであって、合う人の方が圧倒的に多いかも知れません。
なのでその辺を念頭に入れてお読みいただきたいと思います。

・タブレットやノートPCを入れるポケット(スリット)が外側にある
個人的には根本的な欠点だと思います。
タブレットやノートPCは重量物です。
そんな重量物を鞄の外側に入れると、私の場合は自立しなくなります。
私の場合、というのはCICLISSIMOに私が入れるカメラの事情、とお考え下さい。
重い一眼レフをCICLISSIMOに入れている方はそんな感想は持たれないでしょうが、私がCICLISSIMOに入れて運ぶボディはせいぜいE-M1やα7Rです。ボディ2台レンズ2-3本入れても、これらコンパクトなミルクス(ミラーレス系レンズ交換式カメラ)程度の内容物だとiPadなどをスリットに入れたら重心の問題でゴロンと外側に転がってしまうのです。
同様に重心が外側に行く事はつまり体から離れた部分に重心が行くということになり、それはバッグ自体を重く感じさせてしまいます。

・PC用ポケットのサイズが小さい
で、そのPC用スリットですが、ほとんどノートPC用ではなくて、タブレット専用といっていい小ささ、狭さです。
これは外側にスリットを儲けた事による構造的な弊害ではないかと思います。
PC用のポケットを外側に付けているバッグは少数派ではないでしょうか?
で、外側にそれがついた状態を見た私はこう思いました。「このCICLISSIMOを設計した人は日常的にPCをバッグに入れて運んだことがないんだろうな」と。
「背中にあたる部分にPCを入れると、曲がって壊れてしまうのでは?」と考えるのはPC携行ビジネスマンとしてはシロウトです。私は様々な「体側にPCのスリットがあるバッグ」を使ってきましたが、そんな事で曲がったPCは一つもありません。もし曲がるようであればそれはそもそもバッグ自体の基本設計がおかしいのだと思います。もしくはPCをダメにしたユーザーがかなりおかしいか、です。
むしろ外側にある方が曲がりやすいです。特にCICLISSIMOの場合、メインコンパートメントに色々いれると外側ポケットがまずフラットにはなりません。メインコンパートメントに直方体や立方体だけが入っているわけではないのですから。
PCポケットの外側にはさらに小さい2つの別のポケットがありますが、双方ともクッションなどがないので、そこに硬いモノを入れ、きつくフラップを止めたりするほうがよほどPCにダメージがありそうです。
私は電車やバスのような公共交通機関に乗る時には、メッセンジャーバッグであろうがデイパックであろうがショルダーバッグであろうが、鞄類はお腹側で抱えるようにしています。が、世間を見渡せばそのまま背中にしょって乗る人が大半です(混んでいる時は実にハタ迷惑です)。つまり持ち主側は背中やお腹で守られていますが、外側だといろんなもの(人)が当たる可能性が高いわけです。
そう言うわけで、外側にPCポケットをつけるのは根本的な間違いだと思います。
「PCやタブレットのスペースも確保」ではなく、
「PC(タブレット)も、入れられなくはありません」程度が妥当な宣伝文句だろうと感じます。

・ポケットのマチが狭い
要するにCICLISSIMOのポケットにはたいしたものは入りません。
下側にはマチがないからです。つまりくさび形のポケットということになりますね。
大画面のスマートフォンを入れていると曲がりそうで実に不安です。かと言ってパスケースや小銭入れを入れるとキツキツで取り出しにくくて要するに公共交通機関を使う場合のビジネス用途にはあまり役に立ちません。
「何言ってるんだ? 電車とかバスに合わないとか言いがかりだろ? メッセンジャーバッグだから自転車とかバイクで使えよ。定期とか関係ないよ」というのなら私は口をつぐみますが、通勤も想定したバッグだとしたら、何を入れさせようとしたのでしょうか?
というか、このバッグを設計した人は公共交通機関で通勤などしていないのだろうな、と私は思いました。
いえ、だったらポケットなんかなければいいと言っているのではありませんよ。それなりに使っています。というかCICLISSIMOにはポケットなんてほとんどないので貴重なポケットなんです。使いますとも。ただその使い勝手が悪いという話です。

・ポケット類が圧倒的に少ない
で、そのポケットの数です。
メインコンパートメント
タブレット用スリット×1
くさび形小型ポケット×2
小銭入れが何とか入る小さな袋? 上ポケット×2(本体メインコンパートメントの左右上部にあり)
これがCICLISSIMOの収納部の全てです。
メインコンパートメントを附属の仕切り、つまりパーティションで見た目としての収納個数を増やすことはできますが、全然足りません。
「通勤鞄にカメラを入れる」というのがそもそものコンセプトだったと記憶していますが、これまたビジネスマンが考えたとは到底思えない収納の少なさです。
きょうび、これほど収納の少ないカメラ用バッグもまれではないでしょうか?
ビジネスマンって、カメラとレンズとタブレットだけ運ぶんでしょうか?
書類は?
ビジネス書類といえば日本では通常A4ですが、これは外側のスリットにはギリギリです。マチがないのでクリアファイルさえスッと入りません。そこにiPadとか入れてるとレジュメ程度しか入りません。というか、私はここにA4ままの書類を入れるのは早々に諦めて、二つ折りにして入れています。
で、PENケースはどこに入れるんですか?
2個あるくさび形ポケット? 冗談じゃない。折れちゃうでしょ?
メインコンパートメントを仕切って、そこに入れる?
じゃあ、モバイルバッテリは?
USBケーブルは?
って言うか、カメラ用の予備のバッテリとか予備メモリはメインコンパートメント左右の秘密の? ポケットに分けて入れていますが、そこくらいしか思い浮かびません。
この際マチがなくても文句はいいませんから、もっと増やして欲しいです。
フラップにジッパーでポケットを作るとか定番だとおもうのです。
シンクタンクフォトのあの異様なまでのポケットにかける情熱を見習って欲しいと思います。
ホント、ビジネスマンの使用シーンを少し想像すれば収納が足りないことはわかるはずなのですが……。

・ボトルを入れられない。
これも収納の話。
CICLISSIMOを使う人はペットボトルとか保温ボトルとか、別に持てって事なのでしょうね。
メッセンジャーバッグは自転車用。自転車ならボトルはフレームに付けておくのがアタリマエで、バッグに入れるなよ、ということでしょうか? ここでも電車通勤とか徒歩通勤をほとんど考えてないとしか思えません。
それともパスケースや小銭入れや飲み物や「飴ちゃん」用には別のバッグを下げてろ、ということなのでしょうか。
最近のバッグの多くはペットボトルを入れる程度のアウターポケットは外側に着いてます。
ああ、そうか。防水バッグに入れて、メインコンパートメントを仕切って、そこに放り込んでおけ、ということなのでしょうかね?
サイド部分には「厚みを調整するベルト」とやらがあるのですが、なんか適当な袋を買ってそこにぶら下げとけ、みたいな感じでしょうか。
ちなみにその「厚みを調整するベルト」の存在意義が私にはわかりません。カメラ入れない時にシュリンクする用だそうですが、カメラ入れないなら違うバッグ使うのが常識人じゃないかと。

・補助ベルトが短すぎる。そして脱着しにくい。
袈裟懸けにして装着するメッセンジャーバッグですが、ご存じの通りかがんだりするとバッグが重みでズルっと体の前方に落ちてきます。なので多くのメッセンジャーバッグがそうならないようにバッグを背中に固定する為の補助ベルトを用意しています。CICLISSIMOも当然ながらその補助ベルトを装備しているのですが、これが短い。というか長さ調整ができない。
夏場はいいでしょう。というか薄着なら気になりませんが、オーバーコートなどを着ていると左袖が締め付けられるような感じです。引っつれ感といいますか。
長さ調整できるモノにすべきです。
最近流行の袖周りがタイトな服しか来た事がないのでしょうね、設計者さんは。
さらにこの補助ベルト、固定方法がソケット方式ではなく、フック式なのですが、そのフックがまたこだわりの逸品なのかどうなのか知りませんが、要するに私から見て特殊なものを使っています。
確かにオシャレというか見た目もいいし、機能に不足はありません。作りもいいし、当然ながら頑丈そうでもあります。でもこれ、脱着がやりにくいんです。
いや、着、つまり付けるのは問題ありません。外すのにイラっとするんです。外しにくいことこの上なし、です。
片手でさっとできる人はそうそう多くないと思います。
私はイライラするのが嫌なので素直に両手を使って外していますが、ここは片手でちゃちゃっとできるようにして欲しい、いやすべきだと思うのですがどうでしょう?

・凶器になる(可能性がある)
そりゃまあ、豆腐の角だって凶器になるんですから、メッセンジャーバッグを凶器にしようと思えば色々な使い方があるでしょう。
なのでそういう事ではなくて、ここでは構造上の利点でもあり欠陥だと思う点を指摘します。
それは、ストラップベルトを締め上げる時に指を引っ掛ける、あの穴の開いた附属(プラ)です。
長所のところでも書いた通り、CICLISSIMOはストラップの締め上げや解放が特筆すべきレベルのスムーズさを持っています。
ですが、その締め上げやすさの為の構造が危険をはらむものになっているのも事実です。
その構造上、ストラップのバックルを外す、つまり体からバッグを解放するさい、CICLISSIMOのこの付属部品はベルトの端にきます。
この付属プラは結構な大きさと重さがありますので、ベルトの端に重量物が存在していると考えて下さい。
バックルを解放するとバックルから外れたベルトが垂れ下がります。その際、長いテープ(ベルト)の端にあるその附属プラが大きな弧を描いて、何かにぶつかる事が多いわけです。
これ、実際に使っている人はわかるとおもうのですが、狭い喫茶店などでバックルをパージするとベルトの先端にある附属プラが周りの何かに当たるんです。この附属のプラの事をうっかり忘れていたらまずどこかにカチンと当たります。
私もうっかり何度もソレをやりました。
そして一度大失敗をやらかしました。となりのテーブル席の上の水が入ったグラスを附属が当たってなぎ倒し、床に落ちてガシャン、です。
ええ、悪いのはCICLISSIMOではなくて私です。
そうなることをわかっていて気をつけていたのですが、フト忘れる事もあるのです。で、忘れていた時に限って大失敗に繋がるわけです。
それ以来、私は二度とバックルをパージしていません。
緩めて、体をくぐらせるようにして背負ったり下ろしたりするようになりました。
この部分については私と同じように「ちょっと恐いな」と思っている人は多いのではないでしょうか。
バックルの操作性については非常にスバラシイにもかかわらず、この手のロジックを採用しているメッセンジャーバッグが少ないのはなぜか?
それは「鞄屋は操作性より安全性を採っている」からではないかと思います。
シロウトだから恐い物なしでこういうものが作れるのでしょう。
CICLISSIMOを買おうと考えている方はこの最大の美点であり最大の欠点でもあるバックルの特性を理解して、くれぐれも周りに気をつけつつバックルの脱着を行って欲しいと思います。
念のために書いておきますが、パージ、つまり解放する時だけがあぶないのではなく、装着する時も先端の附属を持っておかないと、ストラップの鞄側を不用意に引き寄せると一番遠くにある附属のプラが遠心力で周りをなぎ払うような凶器になる可能性がありますから。

・外に飛び出る危険なフック
これはさすがに危険だと気付いたのでしょう。でも、モノが出来上がった後で気付いたのでしょうね。
急遽補足するように注意書きが添えられた事でわかります。
これはもともとフラップを開いたままにしておく、つまりフラップを引っ掛けておくパーツです。
何の為に?
片手でフラップを保持せず、ここに引っ掛けておくことでメインコンパートメントに両手でアクセスできるようになる、という小技を効かしたフックです。
が。
これが(たぶん)想定とは違うネガを生む事になった。
というのは、このプラのフック、外側に飛び出したままの状態になりがち、いやなりがちは言い過ぎですがなる事が結構あるんです。
するとどうなるか?
人混みで他人の服や鞄、ひいては人間自身に引っかかる事になります。そりゃあ、引っかかります。フックですから。
そうなったときのトラブルは想像に難くありません。ベルトの先端のバックルも人の顔に当たる可能性がありますし、こちらもラッシュ時なんかだと結構な悲劇を生みそうです。
幸い私はその注意書きを読んだので毎回ちゃんとチェックして中に埋め込んでますが、もしもの事を考えるとここはむしり取っておいた方がいいのかな、と思っています。
できればそういう事はしたくないのですが、すれ違い様、小柄な女の人の鼻の穴とかに引っかかって、鼻が破れたりしたら、なんて想像すると背筋が氷ります。
PL法の事はよく知りませんが、CICLISSIMOを作った会社が補償してくれはしないでしょう。
というか、女性の顔ですから、金だけの問題ではないわけで。
ちなみに個人的な意見ですが、このフックの本来の目的であるフラップを引っ掛けるという機能ですが、その存在意義はないと思います。
だってフラップのジッパー開けたらメインコンパートメントに容易にアクセスできますから。
前方のポケットにもそこから手を突っ込めます。
わざわざベルト留めしているバックルを解放したうえで、ベリベリっと安っぽい音を盛大にたててベルクロ留めのフラップを引き揚げてフックにかけて内部にアクセス、なんてシチュエーションは私にはありません。
アイディアは良かったけど実用性ゼロの見本のようなパーツです。
あ、実用性ゼロなだけならいいのですが、ちゃんと気を遣っていないと危険だという点でマイナスなパーツだと思います。

最後に。
色々と文句のようなものを書いてきましたが、それは私の本心であり私にとっては間違った意見だとは思っていません。たぶん勘違いが入る余地もない部分ばかりだと思います。
CICLISSIMOという帆布製バッグは、非常にストイックなバッグです。
ペットボトル一つ入れる場所はない。PCもよほど薄く小さなものしか運べず、せいぜいタブレットがいいところ。厚みのある書類を入れようとするとメインコンパートメントを使う事になり、そうなるとカメラが入らない。なのでメインコンパートメントより一回りか二回り小さなインナーバッグを使ってカメラを入れ、隙間に書類を入れたり小物を小分けした袋を詰めたりする工夫がどうしても求められる。そうなると大きめのカメラは入らない。
インナーバッグを使って小さいカメラを運ぶだけなら、別にCICLISSIMOじゃなくてビジネスバッグだってトートバッグだっていい。
帆布という素材は雨に弱い(濡れて乾いて、また濡れて、と続くと雑巾臭がしてきますし、だんだん弱くなります)にも関わらず、レインカバーは附属せず、オプション展開もしていない。
つまりけっこうなネガ要素のあるバッグです。
そういう多くのネガを理解した上で、それでもCICLISSIMOというバッグが欲しい、と思うのなら、私は敢えていいましょう。「それがわかって使うなら、しっかりしたいいバッグですよ」と。
特に「メイド・イン・ジャパン」のカメラバッグを敢えて使いたいという事なら「是非に」と言いましょう。
ですが、使い勝手のいいバッグをお探しなら「やめた方がいい」と思います。
コストパフォーマンスでバッグを選ぶなら「もう一度よく考えた方がいい」と忠告しましょう。
CICLISSIMOを買って後悔しない方法は一つ、どうしてもCICLISSIMOでなければならないオンリーワンをその人自身で納得する事です。
それはデザインでもいいし、日本製である事でもいい。何か一つそういうものをもっておけば後悔はしないのではないでしょうか。
大きなお世話かもしれませんが、個人的にこのバッグに35000円をポンと払える人と私は貨幣価値が根本的に違う人だな、と思います。
それだけあれば、例えばtamracのrugged-looking photo messenger bags が買えるでしょう(私はCICLISSIMOのリプレイスとして購入予定です)。
偉そうなことを行っている私自身は出資者募集時の予約だったので、実際はこのバッグに2万5千円くらいしか払っていませんが、それでも今では高すぎたな、と感じています。

以上、勝手な事を書き連ねましたが、こう感じているユーザーも居る、と言うことで。

最後になりましたが、このCICLISSIMOをたたき台とした改良版がもし制作されるなら、そして私が使いにくいと思われる部分が全てとは言わずいくつか改善されるのであれば、その時はきっとまた「買うよ」って手を挙げるでしょう。
なぜなら、CICLISSIMOは「芯」はしっかりした、つまり可能性を秘めたバッグであることは間違いないと思うからです。

※扉の写真はユリシーズから拝借しました。

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