Mono Ludens

モノ・ルーデンス

★VOLVO XC60で出かけた「サイクリングしまなみ2014」

calendar

スポンサーリンク

そう言うわけでまずは燃費報告。(初出:2014/10/28)

往路は大阪→尾道~呉
高速と一般道半々。高速も宝塚トンネルの朝の渋滞とか、下道はいつも渋滞とか結構多くて、あまりスッキリは知った印象はないのですが、トータルで13.1km/l
高速道路では制限速度+αで速い流れに乗って走る関係で平均速度はまあまあ高めかも知れません。
EVOQUEだとこのパターンでは9km台なのでこのクルマ、マジで燃費はいいと感心しました。

で、圧巻は復路。呉~大阪
こちらは下道20km、後は高速です。
下道は朝のラッシュのど真ん中にはまっておりました。
高速は山陽自動車道なのですが、10km毎に工事とか作業とかで車線規制ばかりでした。

特に燃費運転を心がけたわけでもないのですが、なんともうすこしで18km/l。平均速度は86km/h
6ATのEVOQUEだと12km/l行くかいかないか。たぶん良くて11.8とかだと思われます。

車載CPUで平均燃費が出るクルマの乗ってから、こんなデータはじめてです。
というか、満タン法でもこんなに良い燃費のクルマに乗ったことありません。
245psの2000ccターボエンジンで、車体が1,8トンある事を考えると相当にいい、というか高速はかなり得意みたいです。改めて脱帽です。
ちなみに私、復路はほぼ運転してません。99%ACC様の運転でした。(・∀・)

ということで、この後はサイクリングしまなみの話題。
10000文字以上ありますので、興味のないは……いや興味がある人も読まない方がいいかもしれません。

********************

自動車専用道路の「しまなみ海道」を封鎖し、そこを自転車で走ろうではないか!
という、知事の鶴の一声? 開催が決定、2013年に準備チェック用のプレ大会が行われ、晴れて今年、本番であるサイクリングしまなみ2014が無事に開催されました。
プレ大会にもかかわらず、去年も2500人を集めた大規模イベントですが、今年はなんと8000名。
キャンセルやDNS(多くは遅刻と思われます)を除き、32の国と地域から集ったサイクリスト7300人が参加して、寒くもなく、熱くもないという、おあつらえ向きの天候の中でイベントは執り行われたわけです。

でもって、私も7300人の一人として参加して参りました。
今回は地元が不案内なのに合わせ、大会の段取り能力を過小評価し、超余裕をもって前泊&後泊の二泊三日という豪華版でこの大規模自転車遊びに挑みました。

ちなみに私が走ったのはAコース。
「COMPLETE しまなみ」という全長65kmの自転車イベントとしては比較的短めのコースですが、今回の目玉 コースです。
理由は全コース中もっとも高速道路区間が長いコースだからです。
おそらくこのコースが一番人気で、定員が2000人でした。
私は受付開始直後に申し込みを済ませ、全体の通し番号が20番台、あと少し急いでいれば一桁も夢ではなかった、という番号で悠々セーフ。
宿泊者(前泊)優先という地元タイアップ? 丸出しの規格で、かつ参加費が10000円プラス参加手数料(たしか400~500円だったかと)という高価さにもめげず、「優先」という言葉に釣られてみました。

参加と宿の確保はできましたが、とにかく宿が遠い。
私は大阪からクルマでの参加予定ですから、行き帰りの便利さを考えても倉敷地区の宿泊がいいだろうと単純に宿を倉敷地区にしたのですが、これが後で大失敗だということを知りました。
参加者の行きから帰りまでという全体の設計図が全然なってない運営の考慮不足をまずは責めるべきですが、私ももっと頭を使うべきでした。
というか、こういう所に頭を使わないといけないという点でもはやトリッキーなイベントだと思いますが、まあグチです。

宿は基本素泊まり。
繁華街から相当に遠いし、夕食くらいはゆっくり食べたいのでチョイスできればいいのにと思うのですが、そんな項目はなし。
宿によって内容も価格も違うし、イチイチそんなシステム組んでられねえよ、食べたい奴は現地でサクッと頼め、ということらしいです。

で。
なんとか完走しました。
レギュレーションで認められている最小の16インチのホイールを持ち、車重が重く、あまつさえギヤ比が(こういうイベントでは)ビミョーに使えないBROMPTON P6は私を嘲うかのように終始快調でしたが、開始十数分で左ふくらはぎにこむら返りの兆候が出始め、その後は右脚をかばうように登りでは主に左脚を使って踏み込むなどして、なんとか脚がパンクする前にゴールすることができました。
エイドステーション以外では途中休憩しなかったのがかえって良かったとおもっております。
途中休憩していたら、主に気力の問題で完走出来なかったと思われます。
にしても、こむら返りが起こらなくて良かったです。
開始数十分で「ああ、リタイヤかよ~」と絶望感に苛まれたわけですが、人間は体力ではなく気力で動くものだという事がよくわかりました。

恥ずかしながらそんなヘタレな私のタイムですが、ゼッケン埋め込みのチップの計測データをチェックすると、 スタート~ゴールでほぼ五時間ジャスト(四時間五九分)。
関門時間(それを越えると回収されて強制リタイアとなる)にはなんとか間に合いましたが、たぶん同じコースでは最下位にほど近いと思われます。
なお、タイムには休憩時間や渡船待ち時間も全部含まれます。
(エイドステーション3カ所と、ゴール直前は渡船)

延べ何台に抜かれるのかを数えていたのですが、200を過ぎたあたりでアホらしくなってやめました。
と言うか私に登りと平地で抜かれるような人は、途中で休憩しているか、トラブってるか、写真撮ってるか、という感じの人ばかりでしたから。
同じBROMPTONにも四台ほど抜かれましたので自転車のせいではないことは明白です。
脚力です。
体力です。
気力です。
決して年齢ではありませんぞ。(・ω・)
こんなヘタレな私ですが、実は参加直前までは「65km? うち半分は高速道路? ンなもん、楽勝楽勝」なんてマジで思っておりました。
「まあ、のんびり走って、エイドステーションでゆっくりしても四時間は切っちゃうなあ。まあ目標三時間以内ってことにしとくかな」
なんてね。
高校時代には今のように湖岸の道路が整備されていないびわ湖一周の日帰りを数回やってまして、夜明けと共に家を出て、夕方帰ってきても全然平気、みたいな感じだったんです。
要するに「過去の栄光の幻想を見ていた」という事です。
マジで体力衰えてますね。
もっとも高校時代は自転車通学してましたからね。
今はたまに休日10kmとか15kmとか走る程度ですしね。
練習量という意味ではそりゃもうあの頃に比べたらゼロみたいなものです。
なので「よく考えたらあの頃と同じように走れるわけがなかった」というアタリマエ過ぎる結論を受け入れるしかなかったのでございました。

で、楽しかったかというと……
「全然。ただ苦しいだけだった」
と答えるしかありません。
なので、来年は30kmのコースにしようと固く誓った私でした。
ええ、来年も参加したいな、という気持ちはあるんです。
まあ普通の方は「走り込んで、カラダを鍛えて来年、再チャレンジだ!」なんて思うのでしょうが、私のヘタレぶりをナメてはイケマセン。
というか、私は自転車をそういうストイックな方向で使いたいわけではないのです。
というか、私はマゾじゃないんです。
というか、自転車ガンガン乗っている人って基本的にマゾじゃないスか?
というか、登り坂が見えたら熱くなるとか、もう完全なマゾヒスト。
というか、ビョウキですね。私に言わせたら。
今回は高速道路、特に瀬戸内海の島々を結ぶ橋上から左右に広がる景色を楽しもう、という「サイクリング」イベントだったわけですが、私はただひたすら苦しいだけで全然そんなもんを楽しめませんでした。
帰ってから映像で楽しみましょう、と思ってわざわざ用意したウェアブルカメラの取り付けクランプ(三脚穴にねじ込んで自転車のハンドルに固定するアダプタ)を地味子のトランクに忘れてしまい、計画がパーになるという大失態もあってなんというか、せっかくの景色とか全然覚えてませんから。
なので30kmという私とBROMPTONのコンビにふさわしいコースを選択して、景色を楽しむ事を成し遂げねばなるまい、と決心した次第。

というか、これは負け惜しみでも何でもないのですが高速道路を自転車で走るという行為そのものは全く楽しくありません。
ETCゲートを堂々と自転車でくぐる、という希有な体験にテンションは上がるのでしょうが、アレはやっぱり自動車の為に設計され、作られた道です。ダラダラダラダラダラダラダラダラと続く上りにHPはどんどん削られて行くわけです。
んでもってエイドステーションがパーキングエリアなんて所に作られて居るもんだから入り口が上りだったりするわけですよ(注:減速させる為に敢えて入り口は上りに、加速させて合流する為に出口は下りに設計されている事が多い)。
「やったあ! ようやく休めるゼ!」と思った瞬間に目に入る「最後の坂道」。
残りのHPがそぎ落とされる音がしますね、心の中で。

で、そのエイドステーション。
今回はこれがちょっとひどい。
最初のエイドステーションまでがそもそも長すぎました。私にとっては。
スタート地点から30kmくらいです。コースのほぼ半分。
ここで自転車から降りた私は「しまった」と思いました。
予想以上に脚が終わってたことをはじめて知ったんですよ。
でもってドリンクや地元の特産フードが楽しめるのが楽しみな? エードステーションですが、人が多すぎて長蛇の列。
そもそも「列には並びたくない」という関西人気質に加えめんどくさがりの性格がそれに輪をかけ、「並んでまで欲しくはないな」という諦めの早さが手伝い、結局エイドステーション1と2では提供食や飲み物にありつけませんでした。
もちろんそういう事は想定の範囲内だったので、水のペットボトル×3と、G+の雑談で教えてもらってから実践している? 一口羊羹、さらに個装の「きんつば」などで糖分・水分補給をすませ、とっとと先を進む事を選びました。
Aコースの実質的なゴールと言ってもいい第三エイド(向島中学校。関係者の皆様、ありがたく使わせていただきました)に辿り着いた時は珍しく食べ物提供ブースにあまり人がいなくて、奇跡的に全く並ばずにゲットできましたが、内容は超ショボいと思いました。
いや、ショボいというのは個人の感想で、いただいたモノ自体はどれもおいしかったと言っておきましょう。

特にプチトマト。
あの酸味でちょっと意識が覚醒しましたし、半切りのバナナは甘くてバナナバナナしておりました。みかんのジュレは……まあ、あんなものでしょう。(・∀・)

第三エイドステーションからほんの一分ほど走ると渡船の乗船口に。
ゴールの尾道港までは渡船となります。そう、自転車毎渡し船に乗るわけです。
で、船に揺られること二、三分?で尾道港到着。
そこからは自転車で三〇秒程度でゴール地点、という感じでした。
あまりに人が多いので仕方が無いのでしょうが、ゴールした時に「お疲れ様」とか「おめでとう」とかの声はなく「チップ回収しています」「チップは持ち帰らずここで返してください」が出迎えの言葉でした。
なんだかなあ……。(・ω・)
その後はゼッケン見せて完走証をもらってハイ、終わり。という感じ。
ゴール地点でもフードやドリンクを振る舞っていたのですが、ご想像通り長蛇の列。
みんなそこまでしてタダ飯が食いたいのかな、と失礼なことしか思い浮かばない混雑とその列の最後尾に並ぶ気力に脱帽です。
あと、その列の長さを理解しつつ、横入りする図々しさには殺意を覚えますね。
ええ、私は長蛇の列とそれを取り巻く人間の醜さを数十秒観察して、一路地味子が待つ駐車場へと向かいました。

この後私は尾道地区で宿泊場所を選んだ事を、心から後悔する事になります。
と言うのはですね。
とういか、尾道地区で泊まった連中(というか私ですが)がどう言う仕打ち……じゃなくて末路を迎えるのかをグチらせていただきます。

1)大阪からは尾道が近いと短絡的に考えて尾道に宿を取った
2)自転車は前日受付時に簡単な車検(いや、私の場合実はまったくなかったです)後、梱包してスタート地点付近に予め搬送される

3)スタートは実は今治だった
4)尾道地区からはシャトルバスが出ていて、複数の場所からスタート地点に向かう事になっていた
5)自動車でやってきて駐車場が必要だと言った連中は、「向島運動公園駐車場」という所を案内された
6)向島とはその名の通り尾道ではなく、向かいの島であった。
7)シャトルバスは向島運動公園5:00a.m.スタートだと言われた
8)受付やるから4:40には現地にいろ、とも言われた
9)今治側の駐車場は駐車確約で確保チケット付きだけど、向島運動公園は駐車確約なし、勝手にイケ、と言われた。
10)向島運動公園駐車場は4:00a.m.にゲートオープンだと言われた
11)宿から自動車専用道を使って運動公園まで三〇分かかるとナビが言っていた
12)駐車場が確保できなければ参加自体がヤバいと私は焦った
13)4:00a.m.前に、開門を待って列に並ぶことを決めた
14)余裕をみて宿は3:00a.m.過ぎに出発する事に決めた
15)少し準備に手間取り、宿を3:20a.m.に出発した。
16)宿の駐車場を埋め尽くしていた参加者の車が殆どいなくなっていて正直いって「マズい、出遅れたか」と思った
17)4:00a.m.ちょっと前に駐車場に到着したら、なんか案内もガイドもいなくて、そもそも駐車場はシャトルバスが三台ほど駐まっているだけで後はガラガラだった。
18)拍子抜けした私は地味子の中で前日に運動前に採るといいだろうと思って用意していた簡単な朝食を取り、ノロノロと余裕ぶっこきながら最終準備をして、それでも時間がダダ余りだったので一応iPhone6Plusにアラームをセットすると目を閉じて迷走に、いや瞑想に耽った。
19)集合時間の4:40a.m.の五分前にすぐ隣にある受付デスクに行き、シャトルバスチケット(A4大。でかっ)
を見せた。
20)私の名前はなぜかリストになかった。
21)もちろん名前入りのチケットをちゃんと持っていたのでバスには乗れた。
22)定刻より少しだけ早くバス出発。というかバスの中、寒っ。そとと変わりません。暖房はあえてしてないあのかなあ、などと考えていたら、フト自転車にカメラを搭載する為のクランプをザックに入れた記憶が無いことを思いだした。でも、自動車にはもう戻れず、カメラはただの重しになる事が確定した。ついでに洗面用道具とモバイルバッテリが2つ、ケーブル類がたんまり入った、でっかいオーガナイザーがザックに入っていることが判明した。というか、なんでザックがこんなに重いのだろうという疑問がこの時点で氷解したが、それは要らぬお守りを背負ってこの後走り続け無ければならないことを意味しており、私は当然ブルーな気持ちになった。それらはすべて夜明け前の出来事であった。

23)一時間弱かけてスタート付近の西濃運輸の物流センターに到着。
24)前日に預け、搬送された自転車をここで受け取った
25)自転車がない、などというトラブルをある程度覚悟していたが、すんなりゲット。箱からだして二〇秒で組み立てた。と同時に太陽が顔を出し、自転車の整備をする大勢のAコース参加者達を照らし出した(コース毎に受け取り場所が違う)

26)スタート時間までまだ二時間以上ある。しかしそこでグダグダしていても意味がないので指定された待機場所へ向かった。ザックは重いが、足取りと気持ちは(この時点ではまだ)軽かった。
27)待機場所は250名毎にスタートする「ブロック」毎にわけられており、私は指定場所にあるハンガーBROMPTONを架けると、ザックを背負ってなんとなくメイン会場っぽい場所に(もちろん徒歩で)移動した。
28)通路や閉鎖されていることをいい事に道路にまで自転車を投げ出して通行を邪魔しているサイクリストに呪詛を投げつけながらメイン会場へ行くとテンションが無意味に高い女の人の声がラウドスピーカーから響き渡っていた。
29)私はFIATが出しているFIAT Cafeのエスプレッソをいただこうと列に並んだ。
30)よくある事だが「お、ここはなんだ?珈琲タダで呑めるのか?」的なことを言いつつ、並んでいる私の前に平気で割り込んでくるオヤジに気分は最悪になった
31)濃い顔(ハーフ? いやイタリア人?)のお姉ちゃんが差し出すiPadに何やら登録しないとエスプレッソはいただけないようだった。割り込まれた私は「がまんがまん」と念じつつ順番を待っていたが、どうにも入力に時間がかかるようでなかなか回ってこない。
32)割り込みオヤジの番になり、ようやくみんなが何を入力させられていたのかがわかった。それはなんと「メールアドレスだけ」だった。もちろんめまいがした。五分も六分もかけて何を入力しているのかと思えばメールアドレスだけかよ! と思わず声にだしてツッコみたくなった。
33)割り込みオヤジはここでもその傍若無人、オレ最強スキルをいかんなく発揮。「メールアドレスとかオレ、もってないよ。ないと飲めないよ、せっかく並んだのに飲めないの?」などとお姉ちゃんを責める。お姉ちゃんは面倒だと思ったのか「どうぞ」とオトナの対応。「入力する必要ないんかい!」と再びツッコみたくなったが、我慢する我慢強い私。
34)やっとの事で順番がまわり、渡されたiPadに私はサクっとメールアドレスを入力。確認の為に2度入力する必要があるが、そこは初代iPadを発売日から使い込んでいる私、トトっとコピー&ペースト。iPadを渡して、よそ見をしているお姉ちゃんがこちらを振り返る前には入力が終わっていた。というか、その後もしばらくその場でエスプレッソすすって様子を眺めてたけど、みんなメール入力するのにどんだけ時間かけてるのだろうと呆れましたよ。その後長蛇の列が出来上がっていたのはご想像通りです。入力用iPadも1つしかなかったし当然。要するにFIATはあんまりエスプレッソをタダで呑ませたくないのだな、と理解するのに少し時間がかかりました。ケチ臭いぞ、FIAT!
35)エスプレッソを入れるお兄ちゃん曰く「砂糖を入れて、こういう具合にグルグルグルグルかき混ぜていただくと、やがてちょっとねっとりしてくるんです。そうなると飲み頃です。是非砂糖を混ぜてお飲みください。砂糖の入っていないエスプレッソは愛のない恋愛と同じです」

36)私はその講釈をうなずいて聞きながら、渡されたエスプレッソを(砂糖を入れずに)カパっと一口でいただいた。ちなみにマジでものすごく少ない量だった。エスプレッソだから少ないのはわかっているけど、あの少なさは異常じゃね? やっぱりケチ臭いぞ、FIAT!

37)FIAT Cafeを出た私は、ヤンキーな見た目のお姉ちゃんに呼び止められた。もちろんナンパではなくてそのお姉ちゃんは巨大レッドブルのクーラーバッグを抱えたレッドブルガールでございました。「是非エネルギーチャージをしてください」というので「じゃあ、一つ下さい」とカロリーゼロの方をいただく。「アナタに翼が生えますように!」なんて声をかけられて面食らいましたけど、ああいうものなのですかね。でも笑顔を絶やさず愛想のいいお姉ちゃんは人気者のようで、その後モデル的に撮影依頼をされておりました。

38)マビックカーに対抗したブルーのシマノカー2台とか、

意味不明の真っ黒なクラシック・レッドブルカーなどを写真に収め、設置されているステージで記念写真を撮り合っているグループや団体様を尻目にトイレチェックに入った私は、ガラガラの仮設トイレ群を見つけて最終的な用をそこで済ませ、自分のブロックの待機場所へ向かったのですが……そこでびっくり仰天の光景が……
39)トイレ待ちの列、長っ!
40)全部ではないようでしたが、私の指定待機場所には仮設トイレが10機ほど設置されていたのですが、その順番待ちが100mも続いてました。「いや、空いてるところいくらでもあるのに」と声をかけようかとも思いましたが、そういう列に並んでまでタバコを吸っている輩を目にしてやめました。
41)つか、受付場所でも自転車受け取り場所でも、なんで大勢の人が集まっているああいうところでアタリマエのようにタバコが吸えるのかが本当に理解できない。たぶん違う生物なんだろうな、と思うしかありません。つか、こういう自転車イベントって勝手に禁煙イベントだと思い込んでましたけど、そういう注意書きは今回全くありませんでした。だから連中から言わせれば「吸ってはイカンと言われてねえよ」という事になります。
42)でも待機所の中では当然のように、トイレ待ちの列ですら平然と吸える神経を私は疑いたいと言っているんですが……。今回の運営の最大の失策が「禁煙イベント」にしなかった事でしょう。
43)スタート時刻が近くなる……といっても相当前からブロック毎の整列アナウンスがラウドスピーカーを振るわせます。
44)取りあえず並びはじめた私ですが、目の前が運悪く20名以上と思われるお揃いの上下ウェアの団体様。嫌な予感は的中し、リーダーと思しきオッサンのかけ声で一斉に準備体操をはじめたのはいいのですが、もう列がゴールに向かって動き出しています。私のブロックはプラカードと共に移動をはじめ、その団体の前に大きな空白地帯が出来ているというのにアホなリーダーは準備体操を続けています。当然イライラが募った私は後ろを振り返りました。ええ、私だけでなくそこには表情にイライラを隠そうともしないサイクリストの顔、顔、顔。中でもオラオラ系の顔の人がそろそろ口を開きかようかと思う頃になってやっとリーダーの号令で動き始めました。これはリーダーだけがタコではなくメンバー全員ダメですね。誰かが言えばいいんです「動きましょう」って。ホントに道幅一杯に隙間無く陣取り、自転車を地面に横たえて完全なバリケードを築いた上で体操ですから、抜かそうにも抜かせませんでした。ようやく移動の為に自転車を立てたので、一部隙ができ、私の後ろでいらついていた人々がそこにツッコんで団体を追い抜きにかかりました。私も「この連中の後ろだけはごめんだ」とその流れにのり前に出ることができました。ちなみにその団体のその後はわかりません。全員に抜かされたのは間違いないとは思いますが、抜いた瞬間にユニフォームの柄とか忘れてましたので。
45)スタートは5分ごと、250人のブロック毎でした。

と言うわけで、何が言いたいのかというと

1)ゴールは尾道
2)駐車場は向島

だという事です。
つまり私は家に帰りたければゴールした後に再び渡船に乗って、地味子の待つ駐車場まで自走しなくてはならなかったというわけです。
はっきり言って体力は一杯一杯。気力はゴールしたことにより完全にゼロ。でも帰り着く為、真のゴールにはあと4.3km(Google MAPによる)自走しないといけなかったのです。
たったの4.3kmが絶望的に長いと感じた私の気持ちをわかっていただけるとありがたいのですが……。
渡船に乗っている間に「もう走れない」と心に決めた私はBROMPTONを折りたたんでタクシーに乗せて駐車場まで運んでもらおうと計画しました。
ですが田舎の島にはタクシー乗り場という看板はあれど、タクシーはなし。看板に電話番号が書いてあって「乗る奴は電話しろ」というシステム。
それを見ためんどくさがりな私は「仕方ない。走るか」と前言を撤回、iPhone6PlusのMAPで経路を確認すると、超ダルダルな感じで走り始めました。
それが大失敗でした。
最初は平地でした。でもすぐに緩やかな上りにさしかかった時に「それ」が来ました。両太ももが同時にこむら返りを起こしたんです。
いやもう、痛いのなんのって。(´;ω;`)
倒れなかった自分を褒めてあげたいです。ウエアが破れると嫌だなー、とかBROMPTON傷だらけになったら嫌だなー、という損得勘定というかセコさが、最後の一踏ん張りをくれたに違いありません。
BROMPTONを支えつつ、痛みにただ耐えながらしばらく地面に座り込むしか私にはできませんでした。
フトモモをこむら返りさせたのは初めての経験でした。ふくらはぎなら経験ありますが、フトモモも痛いッスね。
三〇分ほど座り込んでいた私は、ようやくなんとか歩ける程度に回復。自転車に乗るなんて選択肢はありません。ええ、試しに乗りましたけど、最初の踏み込みで「あ、こむらがえる!」という痛みを伴う痙攣が出たのですぐにやめ、BROMPTONを押してゆっくりゆっくり歩いて地味子の待つ駐車場へと向かったのです。
そしてついに「ここからは全部下り」という、頂上地点に到着。私は勇躍BROMPTONにまたがり、でもペダルは漕がずに惰性に任せてダラ~っと下りワインディングを走ってなんとか地味子のモトへ辿り着きました。
もちろん撤収作業がすぐできる状況ではなかったのでしばらく休んでマトモに歩けるようになるまで休憩しました。
というか、車を運転していて脚がこむら返りになったらマジでヤバイと判断した為です。

以上、経過と「帰りのことを考えると私のチョイスは最悪だった」というお話でございました。

あとはイベントに関する簡単な感想を羅列しておきます。

1)事前に郵送されたチケットが完璧に間違ったもので、問い合わせメールをしても音沙汰無し。こちらから出んわしてようやく対応、という体たらくでしたから「本番はいったいどうなるんだろう?」と楽しみ……じゃなくて心配していたのですが、結果として私の場合は受付、自転車の預け、シャトルバスも名前が無かったけど問題無く乗せてもらえましたし、自転車の受け取りもあっけないほど簡単で自転車も全くもって無傷でもんだいなく、イベント自体は実にスムーズに事が運び、不満のない内容でした。
2)沿道に配置されたスタッフの数がハンパなくてビビりました。
3)沿道の地元の人達の応援がハンパなくて……これは辛かったです(ずっと手を振り返したり会釈したりで……でもあそこまで応援されると無視とかできないチキンな私です)
4)一方参加者側のマナーは最低だった。
・どこでもタバコを吸う奴の多い事。ロードレーサー乗りながらタバコというのもなんかアレだけど、人が多く集まっているところで平気で吸い始める神経が意味不明。もちろん「死ねばいいのに」という呪文を投げかけておりました。
・橋の上では休憩するな、写真撮影するな、という注意も何のその。後はおわかりですね?
・歩行者通路のある橋では、わざわざ歩行者通路を大勢で塞いで記念写真の撮り合い。
・左から抜くな!!ヽ(*`Д´)ノ
何考えてんだ!!
こっちは遅いから左側を走っているのにわざわざなんで左から抜いていくのか意味がわからない。
しかもわざわざギリギリ狙って追い越していく。
嫌がらせなのか何なのかよくわからないですが、どう言う脳の構造をしているんでしょうねえ。
そうそう、右側から抜く奴もなぜかギリギリ横を抜くのがいるんです。片側2車線のあの広い高速道路で、でっせ。
あと、追い越したと思ったら直前に入ってくる奴とか何なの?(これは女性に多い。女性は空間把握ができない人が多いというけど、その関係?)
たぶんああいう奴らはクルマに乗ってても同じ運転しているんだろうな、と予想がつきます。
というか、なぜ死なないんだろう。

最後に。
事故もあったようですが、「日本最大(級)」という鳴り物入りでスタートした自転車イベントですが、それなりに成功だったのではないでしょうか。
欲を言えば出店というか屋台が実は最大のイベントというのではなく、核になる大きな前夜祭とかそういうのをやればいいのにな、と思いました。
ゴール会場が一カ所にできないという問題はあるのでしょうが、なんというかゴール感がなかったのでなんとか知恵を絞って欲しいところ。

あと、エイドステーション。
ビワイチの時は「もうありません」みたいな感じでムカっとしたものですが、こちらは数はふんだんに用意されていたようですが、長蛇の列に並んで数十分?かけてゲットするような感じで、とてもではないですが「並べない」私としてはゲット不可能なレアアイテムとなっておりました。
渡し窓口を複数に増やすなどして列を解消する手段を講じてもらいたいところです。
私の様なローペースなサイクリストは関門時間との闘いがあるのでエイドステーションに長居ができないということを考えて欲しいですね。あと、場所が狭すぎて休憩場所の確保も難しいです。

マネジメントについてはOKだと書きましたが、最後の最後の部分、イベントが終わって帰る時の案内が全く無いのが画竜点睛を欠くというか「ちょっと私に任せろ」と言いたい部分もありました。とはいえ、ビワイチなどよりはよほど頑張っている感じで、好感が持てました。
さらに苦言を呈するとすれば、もっと運営は参加者をコントロールすべきだと思います。
マナー守らない人が多くて、マナーを守っている人が馬鹿を見るというか危険な目にも遭っているわけで、私が見た限りでは、そういう場面にいたスタッフは無能というか殆ど見て見ぬ振りでした。
接触事故っぽい現場も数カ所目にしましたが、事が起こってから対処するだけで、その事故の原因をツブすべく案内と指導を徹底させるなどいっさいなく、その点が超不満でした。
イエローカード制度みたいなのをとって、カード2枚ゲットした人のナンバー控えて、次回参加拒否とかそういう厳しい措置を執るべきかと。
遅刻者には一〇分遅れた人でもスタート許可を与えないという徹底ぶり(それは私は圧倒的に評価します。一〇分でOKで二〇分ならダメなのか?などという不公平さを出すより一分でも遅れたらダメ、を貫き通す態度には心から拍手を送ります)にも関わらずマナーの徹底は一切無し、というのはいかがなものかと。

最終完走。
「お尻がヤバイです。(´;ω;`)」