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★ホームベーカリーは化学する心を刺激するか?【TIGER KBD-X100WF レビュー】

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引越をきっかけに導入した初めてのホームベーカリー、TIGER GRANDX ラインのホームベーカリー、KBD-X100WFですが、もちろん使っております。
というか、ヘヴィ・ローテーションと言っていい稼働を誇っております。

いやあ、本当に楽しい……いや美味しいですな、最新のホームベーカリーで作ったパン。
なんか、一斤まるまるペロっと食べてしまいそうで恐ろしいです。
これはなんというか、自制心を養う為にある試練マシンみたいな?

今までの流れをざっとまとめますとこんな感じです。

◆本体に「お試しセット」的なものはついていなかった

要するに本体を買っただけではパンは作れませんでした。材料は別途用意しろ、と。
まあ、アタリマエっちゃアタリマエですね。最近はカメラを買ってもメモリーカードとか付属してませんもんね。
お試しキットがついているものと勝手に思い込んでいた私は甘ちゃんでございました。
なので、購入日はKBD-X100WFのなんとも言えない寸胴のウツボカズラ的にブサイクなボディを眺めながら指をくわえて過ごしました。

◆材料を揃えるにあたり、ホームベーカリー初心者の私は考えました

 「まずは基本(の味)を知るべし。その基本の味とはすなわちメーカーが発売しているミックス粉の事であろう」
と判断した私は、取りあえずTIGERがホームベーカリーメーカーとして用意しているミックス粉を取り寄せることにしました。
その名も「タイガー ホームベーカリー専用 食パンミックス KBC-MX」
加えて、TIGERがメーカーとして正式に推奨している「米粉パンミックス」として、「グリコ栄養食品『こめの香 米粉パン用ミックス粉(グルテン入り)』」も合わせて取り寄せることにしました。

◆タイガー ホームベーカリー専用 食パンミックス KBC-MX10を発注

タイガーのwebサイトによると、謳い文句はこんな感じ。

パリふわ食感の食パンが手軽に作れる!

1斤分の材料をパック。あとは水を入れるだけでOK!
皮は薄くパリッと、中はふんわりしたパリふわ食感の食パンが、
材料をはかる手間なく手軽に作れます。
基本の「食パン」コースに加え、ドライイースト半量の
「熟成食パン」コースでも使えます。

ドライイースト(3g×5袋)つき

うむ。
なんという簡単な。(・∀・)
要するに1斤ずつ1袋になったミックス粉と普通の食パンを作る際に必要な3gのドライイーストがセットになっていて、それが5斤分一箱になっていますよ、と。
値段は1200円(税抜き)ですよ、と。
一斤あたり240円ですよ、と(消費税、電気代、水道代、人件費別)。

◆グリコ栄養食品「こめの香 米粉パン用ミックス粉(グルテン入り)」を発注

実はグリコ栄養食品のこめの香 米粉パン用ミックス粉はシリーズ商品でして、4種類あります。
 1)グルテン入り
 2)グルテンフリー(グルテンなし)
 3)福盛シトギミックス20A(グルテン入り)
 4)福盛シトギ2号(グルテンなし)
我が家はグルテンなしである必要が無いのと、名称入り小麦粉については「標準ではない」と判断し、1のグルテン入りを取りあえずチョイスすることにしました(そのうち福森シトギミックス20Aも試して見るつもり)。

こちらは3斤分が一袋、その一袋に対して4.2gのドライイーストが3袋ついていて、そのセットが2つで一箱となっております。
値段は1900円(税別)。
一斤あたりは約317円でございます(消費税、電気代、水道代、人件費別)。

ちなみにこの米の香シリーズはPanasonicのホームベーカリーに合わせてまっせ、とグリコのwebサイトに明記されています。ドライイーストもPanasonic用の分量で、実は粉は全くオッケーですがドライイーストの必要量がTIGERと違っていて、面白いなあ、と思いました。

◆食パンミックスが到着

TIGERの普通の食パン用ミックスと、グリコの米粉パン用ミックスが届きました。
逸る心を抑えつつ、まずは基本の「食パン」ということで、TIGERの食パン用ミックスで初めてのパン焼きを行う事になりました。

◆タイガー ホームベーカリー専用 食パンミックス KBC-MXを試す

……。
「なんてこったい!」
初めてホームベーカリーで食パンを焼く準備をした私が思わず口にした言葉です。
私がやった事は以下の通り。
・釜に規程の水を入れる
・続いて釜に食パン用ミックス一袋を全部投入
・続いてドライイースト用の投入機に、ドライイースト一袋を全部投入
・釜とドライイースト投入装置を本体にセット
・メニュー「1」をチョイス(というかデフォルトなので実際はチョイスじゃなくて確認)
・スタートボタンを押す
こうやって文章にすると手順がいろいろあるような感じですが、ぶっちゃけ水入れて粉入れてスイッチ押しただけですね。

そして待つことざっと4時間。
 「ピー、ピー、ピー」
 「できたー!」
 「食ったー!」
 「超うめー!」

◆初めての「基本の食パン」の感想

「超うめー!」
というか、余りに簡単に焼きたて(しかも美味い)食パンが出来てしまって拍子抜けというか、むしろこう感じ。
「もっと早く導入しておけば良かった!」

◆いろいろなメニューを試す その1「熟成食パン(Panasonicでいうパン・ド・ミ)」

基本の食パンが問題無く作れたので、続けて「熟成食パン(パン・ド・ミ)」にチャレンジ。
といっても、イーストの量を半分にするだけ(つまり計量作業が手順として加わる程度)。
熟成パン用のメニューを選んで、スタートボタンを押すだけ。
 「ピー、ピー、ピー」
 「できたー!」
 「食ったー!」
 「超うめー!」

◆いろいろなメニューを試す その3「米粉パン」

基本の食パンに続き「熟成パン」が問題無く作れたので、気をよくした私はグリコのミックス粉を使った米粉パンにチャレンジする事にしました。
こちらも基本的にはミックス粉を放り込んで終わりなんですが、一斤毎の袋になっていない(3斤分が一袋)ので、ミックス粉を計量する手間が加わります。
同様にPanasonic用ホームベーカリーに合わせたドライイーストの量なので、こちらもTIGER用に計量する手間が加わります(TIGERの方が必要なドライイーストが少ない)。
まあでも、手間と言ってもその程度です。
あとは米粉パン用のメニューを選んで、スタートボタンを押すだけ。
 「ピー、ピー、ピー」
 「できたー!」
 「食ったー!」
 「超うめー!」

◆いろいろなメニューを試す その4「ミックス粉を使わない熟成パンとは」

さて、超便利なミックス粉。
余りに便利なので永遠にこれでいいんじゃないかと思ってしまう程でございます。
味もその辺のパン屋より完全に美味しく感じます。自分で作っている&焼きたて&なんとなく気分がハイでなんでも美味しく感じているという側面はあるでしょうけど、もうその辺のパン屋で食パンを買う必要をまったく感じなくなりました。というか「その辺のパン屋」って何?
まあ、少なくともコンビニで売っているパンなど死ぬまで食う必要無し、というのは間違いありません。
いや、コンビニは侮れませんな。今後「超絶美味な食パン」がコンビニ限定で発売されナイトも限りませんので前言は撤回しておきましょう。なんというか、「そこまで思う程に美味しい」というパッションが伝われば幸いです。

だがしかし。
基本を知ると基本以外に興味が行くのが科学する心を持つ者の共通点ですな。
オリンパスの25mmレンズを使っているとPanasonicの25mmの描写が気になるようなものでしょうか。
ミックス粉を使うパンが「オートマチックパン」なら今度は「マニュアルパン」を試そうと考えるのが人情というものでしょう。強力粉など、それぞれの材料を調達しました。
とはいえ、いきなりどの強力粉をチョイスするのか、とかその辺についてはミックス粉しか使っていない初心者にはハードルが高いというもの。
なので、ここでもTIGERの推奨ショップを利用する事にしました。

というのも、TIGERのKBD-X100WFをチョイスした理由の一つがメニューに大豆粉パンがある事でして、その大豆粉についてはTIGERが「ユウテック」の大豆粉を推奨しております。
なので大豆粉やふすま粉を買うついでに、強力粉もユウテックで頼んじゃおうと考えました。

ちなみにマニュアルパンに必要なものは
 ・強力粉
 ・ドライイースト
 ・スキムミルク
 ・無塩バター(ショートニングなどでもOK。要するに油脂系ならいいようです)
 ・塩
 ・砂糖
このうち、無塩バター、塩、砂糖については我が家に常備してあるのでOK。
なのでそれ以外を購入する事に。
スキムミルクって買った事があったっけなあ、という感じ。

◆マニュアル方式でパンを作ってみた

強力粉は「ゆうてっく はるゆたかブレンド」、バターは四つ葉の無塩バター、スキムミルクはパイオニア企画の個装(予め6gパックになっているもの)を使用。食塩と砂糖は我が家で使っているモノを使ったのでキッチリした原価計算は出来ませんが、食塩と砂糖を除くと、1斤あたり210円弱(税込み、電力、水道等は含まず)で、ミックス粉と比べると少しだけ経済的とも言えますが、ミックス粉は実は多少の値引きをしてもらっているので結局誤差の範囲といっていいでしょう。

結論。
普通の材料を使う限り、コストはミックス粉ととんとん。

さて、緊張のマニュアル方式(材料だけ)で作ったパンは……。
 「ピー、ピー、ピー」
 「できたー!」
 「食ったー!」
 「超うめー!」

私、今回初めてグルメライター向きではない事を自覚しました。(・∀・)
それでも敢えて純正ミックス粉と比べると、ユウテックの「はるゆたかブレンド」を使ったマニュアルパンの方がさらに美味しいと感じました。
なので、今後は基本的にユウテックの「はるゆたかブレンド」を我が家のホームベーカリーの「基本の食パンの味」ということにしようと思います。

ということで、今のところ失敗はなし。
実に安定して超おいしいパンをいただいております。
ブラボー、TIGER! でございます。

しかし……。

◆人間、魔が刺す事もある

実は引越の荷造りをしている時に、パントリーを整理していて興味深いモノを発見、いや発掘しました。
まあ、引越の荷造りって興味深いモノが発掘されるものですよね。
その度に盛り上がって荷造りの手が止まるという、「引越あるある」に陥るわけですが。

で、その発掘したモノというのが、コレです。


コレ。

そう言えばこの頃、同居人がちょっと思い立ち、母親の影響で自宅でパンを作ろうとした時期がございました。
ちなみに初めて明かしますが、同居人の母上はパン職人です、ハイ。もっとも店を構えてパン屋を経営しているというのではなく、注文を受けて、自宅でパンを焼いているオンデマンドパン職人というかそんな感じ(保健所の関係とかどうなっているのかは不明)。
我が家がホームベーカリーを導入しなかった(しにくかった)のはそういうバックグラウンドがあったのですね。(・∀・)

15年前のドライイースト……。
普通なら捨てますよね。
しかし、そこは「化学する心」を持つ人間としては「コレを使ったらどうなるのだろうか?」という好奇心がどうしても抑えきれないわけでして。
失敗したら一斤分の材料を無駄にしちゃうわけですが、そこはなんというか金額の問題じゃなくて食べ物を捨ててしまうという罪悪感が強く働いて、しばし葛藤したものの……。
捨てずに持っていく事にしました。

で、マニュアル方式でも安定して美味しいパンが焼けることがわかったので、満を持して15年前のドライイーストを試してみる時がやってまりました。

長くなったので、続く(・∀・)