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★「鬼に金棒」「弁慶に薙刀」「虎に翼」「獅子に鰭」を求めて【OLYMPUS PEN-F レビュー】

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個人的にちょっと整理をしたいので、ここ最近の流れを書いてみます。

OLYMPUS PEN-Fを購入。
購入直後に事故にり路上に落下、故障。
「修理の間もバリアングル液晶に向き合う必要がある為(修理の間の無聊を慰める為)」にPEN-Fと同じμ4/3ボディのPanasonic GX8を購入。
SONY Cyber-shot RX10M4を買って使っているので、高倍率ズームの面白さを再認識した。
「でも1インチの画質はやっぱりちょっと苦しいな。せめて4/3レベルがあれば許容範囲なんだけど」って思っていたところ、GX8にはおあつらえ向きに高倍率ズームレンズキットがあったので、ボディ単体ではなくてそっちを購入した。
GX8を使ってみたら、サイズはあまりきにならず、むしろけっこう快適だった。
GX8が快適すぎて、PEN-Fとかいらんのでは? などと考え出した自分を縛めるためにオリンパスのPEN-Fの「ツナギ」として、オリンパスのボディを別途購入する事を決心。
オリンパスのボディを色々チェックしてみたところ、バリアングルでEVFを内蔵しているモデルはPEN-Fしか存在していないことに気付く
「PEN-FのツナギはPEN-Fでいいんじゃね?」と閃く。
そしてまったく同じシルバーのPEN-Fを買ってみた。

というところまでが前回の流れでした。
今回はその続き。

上述の通りGX8はボディ単体ではなく高倍率ズームキットを購入したわけですが、これが大正解でした。
ボディも使いやすいのですが、そのキットレンズのG VARIO 14-140mmが絶妙というか、キットレンズの鏡というか、はっきり言って舌を巻きました。
軽量かつコンパクト。加えて写りもいい。
私はもうこの画質なら充分だと思える程。
というか、こんなキットレンズはちょっと反則なんじゃね? と思う程。
キットレンズ史上、最良のレンズの1本である事は間違いないと思われます。
正にキットレンズ界のスーパースター。
なので私、「このレンズ1本あればもうなにもいらないんじゃね?」と思い始めたわけです。

しかもこのレンズ、レンズ内手ぶれ補正機能がついていますので、GX8に装着して使用すると、GX8のボディ内手ぶれ補正機能とのシナジー効果? で、手振れ補正能力がなんと3倍に!(・∀・)
※ウソです。3倍ではありません。
なんというテクノロジーの勝利!

もちろんチェックしてみましたが、手振れ補正ONとOFFではマジで雲泥の差。
「これはすごい」
なんというテクノロジーの勝利!

そんな超便利なズームレンズですから、GX8だけではもったいないわけで。
なので当然のように新たに購入したPEN-Fに装着しました。
PEN-Fと高倍率ズームという組み合わせがどうのこうのとかPEN-Fのコンセプトに合うだの合わないだのの「そもそも論」には興味がない私は「アリ」かどうかは実際に使ってみて使いやすいかどうかで判断するスタンスです。

なので使ってみましたよ。ガッツリと3日ほど。
結果。
「うーむ。イケてない」
そう判断せざるを得ませんでした。
どうにもしっくりこないんですよね。
望遠端でのブレが目立つんです。
ボディのみ、あるいはレンズのみと手振れ補正機能を切り替えつつ撮影してみても、どうにも歩留まりが悪い。
どちらかというとレンズ内手ぶれ補正優先モードにした方が歩留まりが上がります。
やっぱりどちらか片方だとレンズ内手ぶれ補正とボディ内手ぶれ補正が複合的に醸し出すテクノロジーの勝利とやらには敵わないのでしょうね。
PanasonicのG VARIO14-140mmはPanasonicのボディ内手ぶれ補正機能があるボディで使ってこそ、なのでしょう。

でも、せっかく高倍率ズームレンズが許容できるようになり、いや、むしろその楽ちんさに依存したいと思うようになっている私です。
このままだとまたぞろPEN-Fを防湿庫に置いたままGX8とG14-140mmだけでお出かけする日々が始まってしまう気がしてなりません。
そこで解決策を思いつく私。
「だったらオリンパス製の高倍率ズームレンズをPEN-Fに付ければいいんじゃね?」
なんという天才!(・∀・)

さっそくオリンパスのwebサイトをチェック!
チェック!!
チェック!!!
「!」
な、なんと……。
Panasonicのレンズにはアタリマエのようにレンズ内手ぶれ補正機能、O.I.S.が搭載されているわけですが、オリンパスの場合、手ぶれ補正機能が搭載されているレンズがない……。
いや、正確には「ほとんどない」んです。
「これがボディ内手ぶれ補正王国の末路というヤツか!」
「手振れ補正といえばオリンパス。オリンパスの上にオリンパスはなし。オリンパスの下にオリンパスなし」などと、その名声をほしいままにしてきたオリンパス手振れ補正王国ですが、なまじ強力なボディ内手ぶれ補正機能を有しているが故に、「レンズ・ボディ連携手振れ補正機能」というテクノロジーの勝利の嵐の前に、その国力の行く末が危ぶまれる事態になっていたのです。
なんと嘆かわしい……。
などと勝手に憂国の士となる私。

だがしかし。
微かながら光明はありました。
少ないとはいえ手ぶれ補正機能つきレンズは存在しています。
なければこれから揃えれば良いのです。
立てよ国民!
じゃなくて、ガンバレオリンパス!

いや、そんな話じゃなくて手振れ補正付きレンズの話でした。
2本。
たったの2本しかないオリンパスの手振れ補正機能内蔵レンズ。
幸いな事に、そのうちの1本がズームレンズでした。
しかも12-100mmという画角をカバーしています。
135判換算で24mmから200mmまでをカバーするわけですから、「高倍率ズーム」という範疇に入れても問題無いレベルのレンズと言えるでしょう。

何よりこのレンズ、登場した当時から「興味はあるけどでかくて重いのでいらない」と思っていたもの。
でかくて重いという部分についてのネガは、SONYのCyber-shot RX10M4の購入をきっかけにして、このところけっこう許容しつつある昨今ですから、「今こそこのレンズを体験すべきなんじゃね?」という気持が生じて参りました。
さらに「このレンズを買えば、興味があったレンズだという喜びに加え、複合手振れ補正も味わえて喜べるから、超お得なんじゃ?」
なんという天才!(・∀・)

というわけで買っちゃいました、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO。
果たしてこれで虎(PEN-F)は翼を得たのでしょうか?